羽生善治の名言集

いいときは何事もうまくいくので、むしろ悪くなった時にどれだけ頑張れるかがその人の真価。

ひらめきやセンスも大切ですが、苦しまないで努力を続けられるということが、何より大事な才能だと思います。

才能は一瞬のひらめきだと思っていた。しかし今は10年とか20年、30年を同じ姿勢で同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。

誰でも最初はマネから始める。しかし、丸暗記しようとするのではなくどうしてその人がその航路をたどったのか。どういう過程でそこに辿り着いたのか。その過程を理解することが大切。

「いかに戦うか」は大局観にかかわるが、その具体的な戦略は事前研究が決め手になる。

ビジネスや会社経営でも同じでしょうが、一回でも実践してみると頭の中だけで考えていたことの何倍もの「学び」がある。

相手のことを知るよりも自分自身が強くなればそれで済む世界だしそれを目指した方が本筋というか王道という気がする。

簡単に単純に考える。

精神的プレッシャーには開き直りで立ち向かう。

確かに負けているときのほうが新しいことはやりやすいですね。どうせ今、状況が悪いんだから何か違うことでもやるかという。

細かく考えすぎたらその場から動けないし、だいたいで動いているだけでは目的地につくことはできない。

相手の意図を考えることから駆け引きは始まる。

どんな場面でも、今の自分をさらけ出すことが大事。

役に立たないとか意味がないと思っていることのほうが、むしろ重要なんじゃないか。

私は「どんなことでもリスクのない状態はない」と考えています。現代は様々なリスクが定量化されているので、必要以上に数値にとらわれると臆病になってリスクが取れなくなります。でも、リスクのない状態はないと開き直ってしまえば、リスクをとることにためらいがなくなります。

「もがく時間」はすごく大事です。わからない、迷っている、悩んでいる。そのような時間は、後々の財産になります。

今の情報化社会では知識や計算は簡単に手にできる。だからもう、それらにはあまり意味がない。これからの時代の人間にとって大事なのは、決断することだと思います。

確信をもって、「これ！」と決断するのは意外に難しく、どの道を選んでも「これもありそうだ」とか「どれを選んでもうまくいきそうもない」と決断できないケースがものすごく多い。

積極的にリスクを追うことは未来のリスクを最小限にする。

いろいろ経験を積んできたし、訓練もしてきたがどんなに訓練を積んでいても、ミスは避けられないという実感を抱いている。