重松清さんの名言、重松清さん著作内の名言をご紹介します。
重松清さんは「その日のまえに」、「流星ワゴン」、「とんび」、「ナイフ」、「十字架」、「きみの友だち」などを書いた作家さんです。
心に抱える葛藤、生涯、迷い、悩みなどの心の動きを丁寧に描写し、人が抱える苦しみ(四苦八苦)を、優しく物語にしてくれていますね。
私は流星ワゴンをドラマでみて、重松清さんの小説を読んだのですが、テーマは重いけどストーリはライトに進む印象を持ちました。
もし今、仕事がうまくいかない、人間関係がうまくいかない、病気やケガで身体や心が思うように動かない、大切な人やペットを失ってしまった・・・という方に重松清さんの小説をオススメしたいと思います。
登場人物たちがどのように行動していくことで、あなたの今抱えている苦しみや悩みの出口のヒントをもらえると思います。
とくに「その日のまえに」は、大切な家族の死に向き合う家族の日々を、ゆっくりと優しく丁寧に描いています。
亡くなった妻・母親に残された家族がどう過ごして、日々の日常を取り戻していくのか・・・。日々の当たり前の幸せがどれだけ幸せなのかがわかる一冊です。
ちなみに・・・こんな人も重松清さんのことをベタ褒めしてます。
刑務所に収監されていた間、僕は1000冊に及ぶ本を読んだ。
小説からノンフィクション、伝記物から歴史物、ベストセラーからマニアックな学術書まで、せっかくの機会だと思ってとことん読み漁っていった。
その中で、僕がもっとも感動した小説はなにか?これは間違いなく、重松清さんの『とんび』である。
「胸にぽっかりと穴が開く」というのは、ただ言葉だけのものではないのだとはじめて知った。
誰のせいでもない。
いまならわかる。
事故というものは、全ての巡り合わせが悪い方向に集まってしまったときに起きてしまう。
あとになってから気づく。
あとにならなければわからないことが、たくさんある。
絶望というものは、決して長くつづかないのだ。
人生って、やらなければよかったことより、やっておいてよかったことの方が多い。
初志貫徹もいいけれど臨機応変。
ある程度のぶれる余地、しなやかさを持つほうがきっとうまくいきます。
死に軽重もないし貴賤もない。
「憧」という時はりっしんべん(心)に童でできているように、憧れのひとは、人生に少々くたびれ気味のオヤジの心を一瞬にして少年時代に戻してくれる。
どんなに仲の悪い親子でも、同い歳で出会えたら、絶対に友だちになれるのにね。
麻雀とか酒とか、どうでもいいようなことで疲れきって、腹が減って、なにやってるんだろうなぁって自分で情けなく思いながら食わなきゃ、ほんとの牛丼の味なんてわかんないって。
じたばたするなバカ、落ち込む時は黙って落ち込んでればいいんだ。
キツいときには、体を温めることと、目に見える風景をシンプルにすること、この2つだ。
いなくなっても一生忘れない友だちが、一人、いればいい。
自分以外の人を自分の思い通りにするより、まるごと受け入れてしまう方が人生はラクになる。
「人に迷惑をかけたくない」と意気込みより
「迷惑をかけながらでしか生きられない」と思い、まわりのすべてに感謝する。
人は正しさよりも好きで動く。
身近な人はみんな自分を磨く砥石。
他人のことよりも「自分がどう生きるか」だけをまず考える。
感謝をし、ありがとうと言っていると相手がどんどん変わっていって、敵対的なことを言っていた人でさえもいつのまにか味方になる。
人の話を聞いて勉強することだけで安心しないこと。
勉強の目的は「実践」。
目の前の人を大事にし、目の前にあること、やるべき事を大事にしていく。
それだけで実は人生は成り立っていきます。
今やるべきことが目の前に存在しているなら、それを手を抜かずに感謝してやることで初めて次の仕事や役割が与えられる。
お金と仕事の問題は「掃除」をしていればなくなってしまう。
身体と健康の問題は「笑って」いればいい。
人間関係については感謝、「ありがとう」を言っていればいい。
甘えられる人は人を甘えさせることができ、
甘えられない人は人を甘えさせることもできません。